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- メーカー
- :文兎
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- JANコード
- :03-06012
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- 在庫数
- :6ヶ
薄様紙(うすようし)は、非常に薄い雁皮紙(がんぴし)で、平安時代から用いられてきました。この和紙は、紙の厚さを基準にした表現であり、特に薄い紙を指します
≪特 徴≫
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非常に薄い紙
- 薄様紙は、名前の通り非常に薄い紙で、主に雁皮(がんぴ)を原料にして作られます。雁皮は和紙の原料として非常に高品質で、繊維が細かく、薄いながらも丈夫で耐久性に優れています。
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滑らかで透明感のある質感
- 雁皮紙は、表面が非常に滑らかで、手触りが柔らかく、薄様紙はその透明感と繊細さが際立っています。見た目には薄い透明感がありますが、紙の繊維がしっかりしており、扱いやすいのが特徴です。
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耐久性と強度
- 薄いながらも、雁皮の繊維が絡み合っており、破れにくいという特徴があります。通常の紙と比べても長期間の保存に耐えられるため、特別な用途に多く使われます。
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伝統的な和紙
- 平安時代から使われてきた歴史を持つこの紙は、伝統的な手法で作られた和紙であり、文化的な価値も高いです。
≪用 途≫
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書道や書写材料
- 薄様紙は、書道や書写の材料として使われることが多いです。薄くて滑らかな表面が、墨や筆の動きを美しく受け止め、繊細な表現が可能です。紙が薄いため、にじみやかすれを活かした書作品に最適です。
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書簡や文書
- 書簡や文書にもよく使われます。薄様紙はその透明感と美しさから、特別な手紙や儀式用の文書に適しています。紙が軽いため、手書きの文字が優雅に映え、和の伝統的な美しさを感じさせます。
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修復作業
- 薄様紙は、古書や美術作品の修復に用いられることもあります。特に薄い紙が必要な場面で、強度を保ちながら修復作業に使用されます。また、破れにくく、繊細な修復が可能です。
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装飾品や工芸品制作
- 薄様紙は、その繊細さを生かして、装飾品や工芸品の制作にも使われます。特に、透明感のある薄様紙は、ランプシェードや屏風など、和風のインテリアアイテムに取り入れられ、優雅な光の効果を演出します。
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和装本の表紙やページ
- 和装本の表紙やページにも適しており、特に薄い紙が求められる場面で利用されます。伝統的な技法で作られた薄様紙は、書物やアルバムの保存にも役立ちます。
薄様紙は、非常に薄く、透明感がありながらも耐久性に優れた和紙です。主に書道や書簡、修復作業、工芸品制作に使用され、繊細さと強度が求められる場面で活躍します。平安時代からの伝統を受け継いだこの紙は、現代でもさまざまな用途で利用され、その美しさと機能性が高く評価されています。